●バリスタの学校・教室
1.専門学校
調理師を養成する専門学校などには、「喫茶科」「喫茶バーテン科」などの名称で、特に喫茶・カフェ経営を重視したコースを設けている学校があります。例えば、大阪スクールオブキャリナリーアート(http://www.culinary.jp/)には「カフェビジネス科」があり、1年で調理技術の基本や経営のノウハウを教えています。但しバリスタ業務のみが対象ではなく、コーヒー全般や軽食やデザート、場合によってはカクテルに関する各種の授業の一環としてエスプレッソについても言及がある程度です。今のところ、特にエスプレッソ系ドリンクに特化したコースを設けている専門学校はないようですが、今後登場するかもしれず、その際には加筆します。
また、このような専門学校が単発の講座を実施することがあります。例えば、世田谷区のカフェズ・キッチン(http://www.sanaegakuen.co.jp/)では月替わりの短期コースの中で3時間からのバリスタ養成コースを開講するようです。
2.企業の講習会
コーヒー豆や厨房器具を扱う企業の中には、エスプレッソに関する講習会を開催している企業があります。これらは、主に従来型の喫茶店経営者や新たに開店を考えている人を対象に、自社の顧客へのサービス、あるいは今後自社の顧客になってもらうという期待もあって行っている場合が多いですが、一般の受講が認められる場合もあります。
例えば、株式会社エフ・エム・アイ(http://www.fmi.co.jp/)では、札幌から福岡まで全国7カ所のショールームで2~3時間のバリスタ・セミナーを開催しています。
3.自家焙煎店の講習会
コーヒー豆の自家焙煎店の中には、エスプレッソに関する講習会を開催している店があります。これらは、主に地域の住人を対象に、自店の顧客へのサービス、あるいは今後自店の顧客になってもらうという期待もあって行っている場合が多いですが、広く募集されているのが普通です。
例えば、世田谷区の珈琲工房ホリグチ(http://kohikobo.place24.ne.jp/)では、各種のコーヒーセミナーを開催しており、「エスプレッソ編」のセミナーはバリスタ養成講座とも位置づけられています。また弘前コーヒースクール(http://www.naritasenzo.co.jp/)では、各種のコーヒーセミナーを開催するとともに、独自の資格認定制度を設けています。
4.カルチャースクール
カルチャースクールの中には、コーヒーに関する講座を設けているスクールが多くあります。多くは自宅でのドリップやサイフォン抽出、あるいはコーヒー豆の自家焙煎に関するものですが、エスプレッソに関する言及がなされる場合もあります。
今のところ、エスプレッソに関する専門の講座はほとんどなく、例えば新宿区の朝日カルチャーセンターで珈琲工房ホリグチの堀口さんが講師となった例がある程度ですが、今後登場するかもしれず、その際には加筆します。
5.その他国内
上記以外にも、イタリアンフェア等の各種イベントにおいて単発の講演やセミナーが開催されることがありますが、まとまった情報は入手困難なので、このような臨時のイベントについては随時関心を払っておくしかありません。
身の回りにエスプレッソに詳しい人やエスプレッソの美味しいお店があれば、直接お願いして教えてもらうというのも、現在の日本においては現実的な選択肢です。「エスプレッソの扉」でも無料セミナーを開催したり、一定数の希望者があれば求めに応じて個別に出張講座を行ったことがあります。
6.外国の教室
イタリアやアメリカやオーストラリアなど、外国にも専門学校や企業の講習会やカルチャースクールの類があるようです。しかし特に日本で有名な学校がある訳ではありませんし、大半は半日から2日程度の短期講座です。少なくとも、バリスタ教育を専門的に行っていて多くの日本人が留学している学校がある訳ではありません。詳しくは、自分で現地の言葉を使って現地の情報を集める必要があるでしょう。
イタリアには「IPSSAR(Istituto Professionale di Stato per i Servizi Alberghieri e della Ristorazione)」、直訳すれば「国立ホテル料理専門学校」という教育機関が何校かあります。日本のイタリア料理店にも、料理人がこの学校を出たことを宣伝文句にしている店があります。但し、ここで特にコーヒーについての勉強を深めることができるか否かは個々の学校に問い合わせなければ分かりませんし、最近は外国人の入学に対して厳しいという話も聞いたことがあります。ここを卒業すれば直ちにバリスタになれる訳ではなく、ここを卒業しないとバリスタになれない訳でもありません。
|